秋田大学オフィシャルいぶりがっこ「いぶりばでぃ」大根の種まきを行いました

  • 活動日 2017821(月)

 平成29年度「いぶりばでぃ」づくりの初回の活動として、8月21日(月)、横手市山内三又地区での大根の種まきを行いました。

 今回の活動には、学生有志6名(国際資源学部1名、教育文化学部4名、理工学部1名)が参加。今年度最初の活動ということで、農家民宿を営む髙橋篤子さんや近隣農家の方から丁寧に説明を受けながら作業を行いました。

~活動の記録~ 
【大根の種まき】
 髙橋さん・近隣農家の方とともに畑へ移動し,作業開始。
 等間隔に穴を空ける者,種を蒔く者,土をかける者に分かれ,三人一組で作業した。30度越えの炎天下での作業ではあったが,昨年度も参加した学生が中心となり手際よく種を植えることができた。

【施設の見学】
 今後のいぶりがっこの製造で使用する施設・設備(漬込み小屋,高温殺菌装置,電動スライサー,洗い場,いぶし小屋)を見学した。
 
【昼食,懇談】
 農家民宿にて地物野菜が中心の健康的な食事を提供いただき,学生らは普段見慣れない食材(カンゾウなど)について質問するなど,山内地区の食の豊かさについて理解を深める一助となった。
   
【近隣の大根畑の見学】
 山内地区の別の畑(5日前および10日前に種まきしたところ)へ移動し,発芽の様子を見学し,機械で植えたところは植えムラを手作業で植えなおさなければいけないことなど教えていただいた。農作物を狸などの動物に食べられることもあるが,山に生きる者として共存していかなくてはならないとのお話があった。畑に残る動物の足跡も実際に見ることができ,学生らは実感を深めているようだった。

【「道の駅さんない」の見学】
 今回初めて山内を訪れた学生にも地域のことを知ってもらおうと,道の駅を見学した。学生らは地元の特産品やイベントについて情報収集を行っていた。

~参加学生の感想(抜粋)~
「大根の種まきは初めてでしたが、仲間と協力して取り組んだらスムーズに進んだので良かったです。高橋さんは自宅裏だけでなく、少し離れた所にも畑を所有していることを知り、種まきから収穫まで大変な労力がかかっていると感じました。お昼ご飯もたくさん提供していただき、新鮮なお野菜を味わうことができて本当に感謝しています。次もまた参加したいです。」(教育文化学部2年)

「今回初めて大根の種まきをしてみて、暑い中の作業でしたが、手作業での種まきだったので働きがいを感じました。いぶりがっこ作りは初めての体験なので自分たちが植えた大根が今後どうなっていくのか楽しみです。山内のみなさんの親切さや温かさを感じることができました。今後の活動もよろしくお願いします。」(教育文化学部1年)

「種まき作業に使う機械を見せていただきましたが、かなり原始的なメカニズム(手押し車に定期的な種の落下を組み合わせたもの?)で動かすものなので結局人の手による地道なフォローが必要なのだそうです。作業を機械化したとしても、農地管理の苦労が根本的に解決されるとは言えないのかもしれません。農業の運営にはやはり、資金だけではなく人手も必要です。農家の方々がどれほど大変な思いをしているかを知ることができました。」(国際資源学部2年)

  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA

    いぶりがっこづくりについて説明を受ける

  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA

    種まき作業

  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA

    種まき作業

  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA

    種まき5日後の畑を見学

  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA

    種まき10日後の畑を見学