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(活動休止中)ボランティア日本語教室

平鹿地域振興局「元気なふるさと秋田づくり」受賞しました

  • 活動日 2018215(木)

秋田県平鹿地域振興局「元気なふるさと秋田づくり」顕彰事業にご推薦いただき、このたび表彰されました。以下は受章者謝辞で述べたテキストです。
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このたびは、「元気なふるさと秋田づくり」事業にご選定いただき、誠にありがとうございました。

私たち「ボランティア日本語教室」では現在、6名のボランティアが、県南在住の15名程の外国人に無料で日本語を教えています。活動は毎週火曜日の夜がメインですが、その他にも、学習者の要望に合わせてほぼ毎日、個別またはグループでの日本語教育を行っています。

秋田の男性と結婚し、農家の仕事や子育てをして地域の支え手になっているフィリピン人、中国人、韓国人もいますし、欧米出身の英語指導教師、ベトナム、ロシア、パキスタン出身で、県南の企業で働いている外国人もいます。いずれにしても、秋田に移住し、子を産み育て、働いて税金を納めている外国人がたくさんいるということを皆様に知っていただきたいです。

私たちボランティアは、外国人に日本語を教えるだけでなく、生活上の困りごとの相談にものっています。その際、一番問題なのが、外国からの移住者には「足がない」ということです。様々な相談に対してボランティアがいちいち、車で送迎してやってあげる、というわけにはいきません。

日本語教室が抱えるもう一つの問題は、日本語教師が足りないことです。外国人の日本語のレベルは様々なので、生徒と教師が一対一というのが理想ですが、今はボランティア教師が不足しています。インターネットの横手市交流サイトでボランティアを募集していて、やりたいという人から連絡がきます。意欲はあるのだけれど車がなくて活動できないという人が多くなっています。一人に一台だった車が一家に一台となり車を手放した方、高齢で免許を手放した方、お金がなくて免許も車も持てない方、それでも社会とつながりたいという思いでボランティア活動を思い立ち、電車やバスを乗り継いでくる人もいますが、当然、長続きはしません。

 横手市は公共交通の一つとしてデマンドタクシーを運行させていますが、「中心部バスゾーンはデマンド交通の乗り降りはできない」という制約があります。もしこの制約がなければ、車の無い外国人も、車のないボランティアも、日本語教室に通ってくることができます。スーパーやデパート、病院や郵便局なども、場所さえ教えれば、外国人はデマンドタクシーを利用して一人でも行くことができます。

 この場をお借りして、秋田県平鹿地域振興局の皆様に、ぜひお願いしたいのは、秋田県南(湯沢、横手、大仙、と隣接する町村)で広域的に、目的地まで乗って行けるデマンド交通をぜひ作ってほしいということ。

夏場は自転車を押して、冬は徒歩で、道路を移動する高齢者や若者、病院やスーパーにタクシーで通う人たち、免許返納して途方に暮れる高齢者、乗客を乗せずに走るバスの姿は、意識がなければ見落とされがちかもしれませんが、ぜひ目を見開き、「地域振興」という名にかけて、そういった問題を解決できるデマンド交通をぜひ再構築していただきたい。

市民はもちろん、外国や県外からの移住者も住みやすいと思えるような地域にしていただけますよう皆様にお願い申し上げて、あいさつとさせていただきます。

2月15日 平鹿地域振興局にて
ボランティア日本語教室 代表 新田祐子

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