火曜日のボランティア日本語教室

  • 活動日 2014818(月)

 当教室では秋田県南在住の外国人に無料で日本語を教えています。外国人にマンツーマンで日本語を教える体験を通じて、日本人、外国人ともに学び合う場となるようめざしています。

 言葉もわからず外国で暮らすことはどんなに大変なことか・・・。
 でも、日本が好きで、チャレンジ精神をもって日本に滞在している外国人がたくさんいます。

 大都市や観光地に滞在できる外国人はラッキーかもしれませんが、横手市のような地味な町に滞在する人は大変です。信頼できる日本人の友達や知り合いと 出会う機会が少なく、遊ぶ場所も食事できる店も限られています。心を洗い流すような芸術文化に触れる機会などほとんどありません。
 
 地域との連携がとれていない状態で、いざ病気になったり、災害に見舞われたり、停電、断水、ガソリンやスーパーの品不足などが発生すると、外国人の居住 者は途方にくれてしまうでしょう。それどころか、寒い時期に灯油がない、という事態になれば、生命の危険にもさらされます。

 ですから、日本語がわからない外国人に日本語を教え、地域住民との連携をつくることは、国際交流や教育の問題だけではなく、人権問題、生死にかかわる問題だととらえることが重要です。

 「火曜日のボランティア日本語教室」では、毎週火曜日、17時から21時、横手駅前のY2プラザ3階のフリースペースで、横手市在住の外国人に日本語を教えるとともに、彼らの生活を支える活動をしています。

 例えば、外国人の、「生活会話ができるようになりたい」「日本語能力試験に合格したい」という要望に合わせたカリキュラムで日本語を教えたり、「宅急便の送り方がわからない」「病院に行きたいけど言葉が・・・」という困りごとの相談にのったりしています。

 ボランティアで参加する日本人(教師)には、人助けではなく、役に立つためでもなく、自分自身が楽しいから活動するようお願いしています。そういう意味のボランティア(自発的)活動です。

 しかし実際、日本語の知識がなければ指導はできません。教室では、「日本語教育能力検定試験」合格者で海外での日本語教師経験の豊富なメンバーが、教師未経験者に「日本語の教え方」を伝授します。

 自ら学ぶ意欲があり、継続して活動が可能な日本語教師ボランティアを常時募集し、いざというときに外国人の生活支援ができるよう、活動を継続していくことが今の目標です。

  • ボランティア日本語教室
  • 日本語学習教材 火曜日の日本語教室
  • 日本語学習教材(中級)
  • 日本語学習教材(中国語)
  • 火曜日のボランティア日本語教室学習記録