前日までの不安定な天候がうってかわって素晴らしい快晴となり、参加した31名で、矢島口から康新道コースを通って鳥海山の七高山(標高2236m 標高差約1000m)を目指しました。
今年の天候不順を象徴するように、あちらこちらに雪渓が残り、注意深く歩を進めました。康新道からははるか遠くの水平線まで見渡すことができ、素晴らしい景色に心洗われる思いでした。
それにしても、登り5時間下り4時間計9時間の行程は結構きつく、この人数の皆がよく登れたものだと思います。

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矢島口(祓川)からの早朝の鳥海山です。素晴らしい天気に恵まれ、心が逸ります。
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祓川ヒュッテの脇を通って竜ヶ原湿原を抜けて登山道に入ります。
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登り始めるとすぐに急登タッチラ坂。タッチラとはダケカンバのこと。ゆっくり登りながら、まだ目が覚めない身体を徐々に起こしていきます。
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急登を抜けると、視界が広がって、目指す鳥海山が見えてきます。まだまだ遠い。
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さっそく雪渓が顔を出します。アイゼンがなくても登れますが、滑りやすいので慎重に慎重に進みます。
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上からは強い日差しですが、下からのヒンヤリした空気が何とも言えない心地よさです。
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7合目の御田(おだ)は、神の苗田として祭られ、水溜まりがあって、青い空と緑、そして雪の白さと、美しいコントラストが広がっていました。
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急登を登り切ると「康ケルン」。その左手にちょっと下がったところにあるのが、七ツ釜の避難小屋です。
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避難小屋が見えています。ここで標高1600mほど。あと600mも登らなくてはなりません。
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康新道コースに入り、急坂を登って尾根に出ると、急に視界が開けて鳥海山が間近に見えてきました。
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鳥海山の山頂がどんどん近づいてきます。七高山と新山の山容の違いがよく分かります。
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登りが次第にきつくなってきます。そろそろ疲れも出てきて、みんな黙々と登ります。
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やっと到着!
ここは地上2236mの雲上の世界。疲れもすっ飛ぶ爽快さです。 -
記念にみんなでパチリ! と思ったら、鳥海山の石標が、山の会の旗で隠れていました。
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午後になるとガスがかかってきました。雲の中の舎利坂を慎重に慎重に下っていきます。電池切れで写真はここまででした。